2016年度広島県支部総会『同窓生の集いin福山』

        2016年度広島県支部総会『同窓生の集い in 福山』開催報告
                                2017年2月               
広島県支部長 牧野睦夫(1970年法律学科卒業)
                                              
  広島県東部の福山市での総会は2013年以来3年ぶりとなりました。県西部にある広島市とは100km余り離れているため,総会は3~4年に一度は福山市を中心とした備後エリアで開くことにしています。
  また,去年2016年は2月に続いて2回目の総会になります。これは支部の会計年度を1月~12月としていたものを4月~3月に変更したことによるものです。
  広島県支部では2015年2月から,硬いイメージの【総会】の表現を改めて【同窓生の集い(総会・懇親会)】と変更しました。
【同窓生】としたのは,明学の卒業生は大学だけでなく中学校から大学院,もちろん海外校も含む全ての卒業生が対象となる【オール明学】の考え方から決めたものです。特に,地方に住む数少ない「大学以外の卒業生」をも対象にしたいという想いからこの名称にしました
 さて,今回の『集い in 福山』には18人が参加しました。母親と一緒に参加という卒業生もいたのですよ。これは日ごろから,『同窓会の催しにはご家族もご一緒に』と呼びかけてきた,とても嬉しい成果でした。
  午後からの懇親会を前に,午前中は希望した15人が江戸時代から福山に息づく伝統文化『能楽』の世界を垣間見ようと『喜多流大島能楽堂』を訪ねました。
 能楽堂では喜多流能楽師・大島衣恵(キヌエ)さんが能楽の歴史を解説,全員で謡曲『高砂』を歌ったのをはじめ,鼓の手ほどきを受けたり,能面(おもて)を着けてみたりと,しばし幽玄の世界を体験しました。
 福山市生まれで東京藝大で邦楽を学んだ衣恵さんは能大島家4代目の長女で,能楽の世界では珍しい女流シテ役(主役)として国内外の多くの公演に参加するとともに,能楽堂を訪れた方々に能の解説をしたり,大学で講師を務めるなど活躍されています。
 1時間半余りの能楽体験を終え,松の描かれた能舞台前で記念写真に納まった一行は,総会・懇親会の行われる会場へ向かいました。
 午後からの『集い』では,地元福山市の幹事・橋本芳彦さん(1976年経済学科卒業)が司会,やはり地元幹事の白川英孝さん(1995年商学科卒業)が進行補助役となって,まず『2016年度総会』が開かれました。
 総会は始めに,永眠された偉大な先輩方々と,この1年間にご逝去の報告があった,福山市にお住まいで1973年に経済学科を卒業された石井知行さんのご冥福を祈って黙祷と賛美歌が捧げられました。
 続いて,支部長から16年9月までの事業報告,会計役を兼ねる青木 博 副支部長(1976年仏文科卒業)から同じく9月まで半期の会計報告がなされ,支部長提案の10月から3月までの年度後期の 事業方針案が承認されて総会を終えました。
 総会に続いて,山崎莞爾・中国四国ブロック長(1965年経済学科卒業)から中国5県四国4県の支部長を集めたブロック会議の報告が行われ,さらに支部長から『同窓会と大学校友会の一本化』についての現状報告が行われました。
 
この後,校旗をバックに参加者全員で記念の集合写真撮影を行い懇親会へ入りました。
 懇親会も引き続き進行役は橋本芳彦さん,手馴れた進行で信頼を得ています。
 はじめに,阿曽恒夫・県東部担当副支部長(1961経済学科卒業)が地元を代表して歓迎の挨拶を行い,続いて乾杯に入りました。
 乾杯の発声は参加者中最も若い方が行うとされていて,今回は奇しくも福山市に住んでいるお2人,山田 茜さん(2014年仏文科卒業)と白川英孝さんが該当し,お2人で高らかに乾杯コールを行いました。 
 懇親の席では,久しぶりのまたは初対面の挨拶が食事をしながら進められ,卒業後だいぶ時を経た者も,つい最近卒業した者も相和して同窓の交流を楽しみました。 
『集い』で人気の高いのがビンゴゲームとオークション,どちらも会員提供の陶器や宝飾品が対象です。
進行役は毎回お馴染みの谷本守正さん(1970年経済学科卒業)で,当然のことながら盛り上がりました。
 オークションの売り上げは支部の臨時収入にもなるので,幹事としても高い関心を持って対象品の行方を見守りました。結果は皆様のご協力で2万円近くの売り上げとなり『やって良かったぁ!』です。
懇親会恒例となっている『アピールタイム』では広島市から参加した中田 晃さん(1974年法律学科卒業)から,ボランティアで自らが関わっている福山市内のデパートで開催中の『口と足で描く』世界の障がい者の絵画展への参加を勧めるアピールがありました。
 楽しい時間が過ぎるのは早いもので,およそ2時間の懇親会はあっと言う間に終了時間を迎えました。会の最後は『♪人の世の~』の校歌を斉唱した後,『いよ~,パン!」と,掛け声と1回だけ手を打って締める『一丁締め』で締めくくりました。発声をリードしたのは,またまた地元にお住まいの河村道弘さん(1968年 英文科卒業)で,掛け声よろしく威勢よく締めてくださいました。 
 会は一端終了したものの,まだ話し足りない方のために用意した二次会にもほとんどのメンバーが参加,夕方近くまで続いた『集い』は,『元気でまた会いましょう』と再会を約束して終了しました。(了)

広島県支部総会(201702)広島県支部総会(201702)2