Do For Others(他者への貢献)の精神を胸に

私は、2006年に法学部法律学科を卒業し、現在、千葉市内で弁護士として活動しております。

2009年に弁護士登録をし、日頃の業務内容としては、民事事件、家事事件、刑事事件を全般的に取り扱っております。何かお困りごとがございましたら、まずはご相談いただければと思います。

さて、私は、2002年に法学部法律学科に入学し、1年次と2年次のとき戸塚にある横浜キャンパスへ通いました。自然の中にある景観の美しいキャンパスです。

横浜キャンパスへは千葉市にある自宅から電車だけでも片道1時間半程掛けて通っていました。

そして、ご存じのとおり戸塚駅から横浜キャンパスまでの距離がまた遠く、バスで10分程又は徒歩で30分程掛かります。しかも、その道が平坦ではなく、行きは上り坂となっていて、大変であったことを覚えています。

戸塚駅から横浜キャンパスまで歩いて行くことを登山と言われていました。私もほぼ毎日その登山者の一人でした。帰りは下山と言われ、友人と登山・下山をしながら他愛のない話をしたことが思い出です。

学業について申し上げると、法律の勉強はとても面白かったです。法律と聞くと私たちの生活とあまり関係のないものに思われがちですが、実は密接に関わってくる大切なものです。

法律は、お金の貸し借り、不動産や自動車などの売買、夫婦間の離婚問題や男女間のトラブル、遺産・相続トラブル、交通事故、労働問題、ご近所トラブル、犯罪の被害に遭ってしまったケース、逆に、刑事事件を起こしてしまったケースなど、様々な場面で問題となり、それらを解決するためのものです。

私が弁護士を目指したのは、そうした可能性の広さに魅力を感じたことが理由の一つとなります。

私は、3年次となって、白金にある白金キャンパスへ戸塚のときと同様に千葉市にある自宅から通いました。白金キャンパスの景観の美しさに感動したことを鮮明に覚えています。

3年次や4年次の白金キャンパスでは、周囲の同学年の学生たちが就職活動の準備や就職活動を始める中で、私自身、進路を考えなければなりませんでした。

そのとき、興味のあった法律を活かした職業に就きたいと考えるようになり、その職業で真っ先に思い浮かぶのが弁護士でしたので、思い切って目指すことにしました。

また、当時、弁護士を目指す良いタイミングでもありました。法曹養成制度の変革の時期で、法科大学院を中核とする法曹養成制度が始まるところでしたので、新しい法曹養成制度は、法曹になろうという気持ちを後押ししてくれました。

3年次のとき、大学の授業を受けるとともに、法科大学院や司法試験の受験に向けて、本格的に勉強を始めました。私と同様に、周囲に法曹を目指す仲間もいましたので、その存在が励みにもなって切磋琢磨して勉強していました。

そして、4年次のときに、法曹になるため法科大学院を受験し、その後、法科大学院へ進学しました。

2008年には司法試験を受験し、無事に運も良く1発で合格できました。

 私の今があるのは、明治学院大学での学生生活があってこそです。ヘボン先生の「Do For Others(他者への貢献)」の精神は胸に大きく刻まれております。

その精神は、基本的人権の擁護と社会正義の実現を使命とする弁護士にも通ずるところがあると思います。

今後も、「Do For Others(他者への貢献)」の精神は胸に、弁護士として日々精進していきたいと考えております。

千葉みなと法律事務所

弁護士 飯田晃久(2006年法学部法律学科卒業)

https://chibaminato-law.com