広島県支部総会報告

広島県支部総会写真001
正朝独演会直後の全員集合

日時: 2014年2月16日(日) 11:00~16:00
会場: ホテル広島ガーデンパレス
出席者:58名

 支部としても学院の創立を祝おうと、2014年2月16日(日)に創立150周年記念と銘打った2013年度広島県支部同窓会を行ないました。
 周年を祝う特別ゲストは明学落研出身の落語家・春風亭正朝師匠、昨年5月に150周年記念事業の一環として白金キャンパスで行なわれた「明学落語会」に出演していた師匠を見初めてお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。
 その師匠をダシ(失礼)に県内の卒業生に今回同窓会のご案内をしたところ、ここ数年内では最も多い58人の参加をいただきました。
 記念同窓会は午前11時から総会、正午12時から正朝師匠独演会、13時半から16時まで懇親会と5時間に及ぶ長丁場、しかも17時から19時過ぎまでは二次会も予定されていて、朝9時過ぎに会場に入った幹部にとっては、学校の歴史と同様長い一日となりました。
 総会では女性会員の親睦を図るための【女子会ツアー】や、恒例となっている2月の同窓会に出席が難しい会員との懇親を目的に県内各地で開いたミニ同窓会【ふるさと交流会】など、去年1年間の事業報告と会計報告、来年度の方針案と事業・予算案が提案され全て満場一致で承認されました。
 来年度方針では県支部の運営年度を毎年1月1日から12月末日とすること、県支部活動を支えるための年会費を1,000円とすることが決まったほか、2013年度同様【ふるさと交流会】や【女子会】【スポット企画】など懇親、交流の機会を多く設け、2月の同窓会への参加を募って行くことが決まりました。
 総会の最後には150周年事業の一環として去年11月に東京で行われた‘インブリー教授事件’で知られる「東大対明学」の野球遺恨試合に立ち会った、明学野球部OBでNKK日本鋼管(現・JFE)野球部の元豪腕投手、県支部副支部長の阿曽恒夫さんから試合の様子が報告され、会場内にも150周年の歴史の香りが一挙に広がったようでした。
 総会が終わった後はお待ち兼ねの「正朝独演会」、このころから参加というメンバーもいて、会場ロビーは期待が渦巻いておりました。
 正朝師匠は仏文科の1972年度生、現役4年在学中に落語の世界に入り10年で真打ちにスピード昇進をしたという大変な才能の持ち主です。
 フランス文学研究の門を出ないまま噺家の門をくぐったことで、プロフィールには「明学仏文科‘出身’」と書かれています。「同窓会名簿には載っていないんだ」などと、それも話のネタにしてしまうのは流石に噺家さんです。
 短い休憩を挟んで1時間あまり、高座から流れる師匠の話で会場は笑いで満たされたのは言うまでもありません。
正朝師匠も参加しての懇親会は、これまで通り最も若い参加者の乾杯で幕開けしました。
 今年は2001年法学部卒業の山本康雄さんと2011年国際学科卒業の竹森祐太郎さんの二人でした。
去年春、2013年に国際学科を卒業したばかりの香川惇さんは実質的に最も若い会員でしたが、愛媛県今治市の勤務地に帰らなければならず、落語会を楽しみ集合写真に納まってから会場を後にされました。来年はぜひ懇親会の乾杯をお願いしたいものです。
 正朝師匠は山口県防府市の出身、山口県支部の特別会員なんだそうです。
 山口県支部副支部長兼大学校友会山口県代表で1978年法学部卒業の石川正人さんは、そうしたご縁とご本人が落語大好き人間だそうで、師匠の話を聴きに会場まで足を運んでくださいました。
 また、同窓会の中四国ブロック長で1965年経済学部卒業の山﨑莞爾さんから昨年秋のホームカミングと、同時に行われた150周年式典の様子が報告され、東京の記念事業の一端を知ることができました。
 今回の懇親会はその名の通り「懇親」に主眼を置くことにし、恒例のご当地クイズと自己アピールタイム以外はこれと言った企画を入れず、2時間半の大半を自由に交流する時間としました。年代を超えた新しい知人がたくさんできたのではないでしょうか。
 会の最後は校歌斉唱です。歌詞カードは準備しましたが何十年経っても忘れていないと、久しぶりに口ずさんだ方も大きな声で歌っていました。
 1976年仏文科卒業の青木博副支部長の閉会挨拶に続き、参加者中の最高齢者が行なう恒例の一本締めは上から数えて4番目の大先輩、1968年英文科卒業の河村道弘さんが大きな声で締め、来年の再会を祈念しました。
 二次会は1966年商学科卒業の梁川忠孝さん経営の音楽茶房『ムシカ』で行なわれました。
『ムシカ』は被爆翌年の大晦日にベートーベンの「第九」レコード・コンサートが行なわれたという伝説の音楽茶房です。
 梁川さんのご配慮で開放していただいた会場には、まだ話し足りない、もう少し飲みたいという方20人余りが集まり、心行くまで親睦を深めたことを報告しておきます。

広島県支部総会写真002
懇親会直前の全員集合 師匠は洋服で参加
広島県支部総会写真003
ゲストの春風亭正朝師匠
広島県支部総会写真004
乾杯の発声は若者の出番
広島県支部総会写真005
懇親会場では名刺交換もあちこちで見うけられた
広島県支部総会写真006
閉会前の校歌斉唱
広島県支部総会写真007
二次会は会員の店・音楽茶房『ムシカ』