第55回白金の集い

国民の皆様が、コロナ禍での制限された生活様式、学生生活、仕事のスタイル等々不便な環境での日々を過ごしている、そのような中でも明治学院大学応援団第55回「白金の集い」が、2020年度も開催できましたことを皆様に感謝申し上げたいと思います。
しかし、今回はコロナ禍ということもあり、現役諸君の公開演技や演奏を事前に撮影して上映会という形で開催しました。
現役諸君は、活動に制限がある中で可能な限りの工夫をして企画し、そのため、開催日程につきましても例年の秋期開催から遅らせて年度末に近い3月7日の開催になってしまいました。
また、第55回「白金の集い」は、チャリティーショーという冠を付さずに開催いたしました。その理由は、やはりコロナ禍での開催にあたって「寄付先へのコンタクトを取りにくいこと」に加えて、「チャリティを謳うための準備が困難であったこと」です。
「白金の集い」は、50年間半世紀を超える期間明治学院大学応援団という一団体の小さな力で、応援活動の一環としてこの活動を続けてきたことで少しなりとも社会貢献に寄与してきたのではないかと考えています。
応援団自体は、1949年に大学の自治意識に息吹を吹き込む必要性を感じた先輩方によって創団されました。この70数年の応援団の歴史は、紆余曲折を繰り返しながら変化し成長してまいりました。
「白金の集い」が、55年に渡って、絶やすことなく開催されてきたことには、現役諸君・OB・OGはじめ応援団関係者の誇りでもあります。
また、この活動を続けてこられたのは、明治学院大学の教職員の皆様、学友の方々のご協力があってのことと深く感謝申し上げます。
大学生のボランティア活動や社会貢献が学生生活の中でも貴重な時間として捉えられている昨今、この「白金の集い」が微力ながらでも社会に貢献できていることと応援団精神の基幹でもあることを現役学生たちが理解してくれることを願ってやみません。

76J-078大石尚彦