「自分らしさ」を生きる

結婚して25年以上過ぎた頃、母親としての役割をある程度終え、「さぁ、これからの人生どう生きていこうか?」と自分と向き合うタイミングが訪れました。私がそれまで最優先してきたのが「母親、妻」だったのでこの先は「自分らしさ」を生きたいなと考えるようになっていました。

そこから私の「自分って何者なんだろう?」の旅がスタートしました!先ずは自分に似合う服を知る事からスタート。似合う色、デザイン、シルエット、髪型…外見から自分を変えていきました。失敗と成功を繰り返しながら少しずつ外見を自分の理想に近づけて行きました。すると不思議な事に「自信」がどんどんついてきたんです!
外見を自分に似合うもので満たしていると「安心感」が生まれ「自信」につながることを体験しました。その結果振る舞いが堂々として発言も変化していくのが分かりました。外見を変化させる事が内面にも大きな影響を及ぼす事をこの頃自分自身で体験できたんです!

外見で安心を得た私は、さらなるチャレンジを試みる様になり「自分がどこまで通じるのか?」を知りたくてミセスコンテストに応募するようになりました。コンテストに応募を始めた頃は全く評価されませんでしたが、数々の失敗から学び継続的な努力をひたすら続けました。ハイヒールウォーキングやスピーチ、表情、自分磨きなどを継続していくうちに少しずつ受賞できるように…初めて賞を頂いた時は本当に嬉しかったです。

そして昨年の11月、念願のミセスコンテスト日本代表となり世界大会へ出場。1人フィリピンまで行ってきました。大会期間中はMrt.Germanyがルームメイトで当然全て英語です。
フィリピンのメディアインタビューも受け、その際の質問は「あなたのAdvocacyはなんですか?」でした。この時、自分の想いを全て英語で伝えきれて満足感と達成感でいっぱいになりました。

大会当日のQ&Aの質問は
「あなたにとってBig Womanの要素はなんですか?」でした。抽象的な質問でしたので答えるのは難しかったですが、最後まで英語で答え切る事ができてホッとしました。

結果、
Mrs. Glamour Look Of The Year Universe 世界グランプリを受賞。
他にも
National Costume Award
世界一位を受賞。

念願の世界グランプリ、そして二冠達成となりました。

この先はこのタイトルを生かし、日本の美しい文化を海外の方にお伝えしたい、そして日本のミセスたちに年齢関係なく挑戦する気持ちを持ち続けてほしい、そのロールモデルになること、最後に若い世代から「博美さんのような年齢の重ね方をしたい!」と憧れてもらえる品格と教養、外見の若々しさ、美しさを兼ね備えた女性であり続けたいと思います。

そのために今後も日々精進して参ります。母校の皆様の応援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

杉浦ひろみ 1990年卒 英文学科