祭りと合気道

幼少より地元でも有名な祭り小僧でお神輿と共に育ってきました。
近所には私のような仲間が大勢います。
私は荒川区南千住に鎮座する「素盞雄神社」の氏子として66年「天王祭」に携わって来ました。
御霊は「スサノオノミコト」で天照大御神の弟です。
暴れん坊で八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治した事で有名です。
又荒川、南千住、町屋の3地区にまたがり61ケ町と広い地域の鎮守様です。
神輿から出る2本の担ぎ棒(二天棒)に取り付く担ぎ手が会長の笛の合図で神輿を左右に振りながら担ぐ神輿振りは大変荒々しく勇壮で全国でも珍しい担ぎ方です。
会長としての任期も終了し担ぐ側から担がせる側にまわり会合、付き合い等仕事が減り、不摂生が続き中学、高校、大学とスポーツで鍛えた身体はブヨブヨになりました。
通っていた理学療法士(妻のママ友)からも笑われ何かしなければと思いました。
その理学療法士がたまたま合気道を習っており彼女の勧めで道場の門をたたきました。
41歳で今から25年前です。
道場には具志堅用高似の少しヤンチャな先生がいました。
先生の稽古は激しく楽しくどんどん魅了されました。
週3回の稽古(現在も継続中)はほとんど休まず少しずつではありますが上達していきました。
合気道は開祖 植芝盛平先生が日本に古くから伝わる様々な武術を心の修行としつくり上げた武道です。。相手を尊重し自分を磨き社会に貢献できる人になる事を目的としてます。
勝ち負けは競わず思いやりと感謝の気持ちを持つよう育てます。
現在は週2~3回少年少女部、一般部を指導しております。
今後も散々お世話になった地元の青少年育成、地域への貢献に精進してまいります。

76年度 文学部英文科
山本 好政