2019年度 明治学院大学 戸塚まつり(5月25日、26日)報告

今回、久しぶりに横浜キャンパスを訪ねました。前回訪れたときとのギャップが大きく、まずはそこのことについて触れたいと思います。

まずは、戸塚駅でのびっくりです。戸塚駅前から江ノ電バス明治学院大学南門行に乗りました。あれ?と思う方も多いのではないでしょうか。1985年の開校当初は、明治学院大学行で、バス停からキャンパスまでかなり歩くことを余儀なくされていました。しかし、現在は正門・南門のすぐそばにそれぞれバス停があり、南門はキャンパスとほぼ隣接している近さとなっています。

(バス停から見た南門 徒歩1分です)

もう1つ驚いたのは、「クララ・ラウンジ」です。2013年から2015年にかけて行われた「横浜キャンパス向上計画」の1つとして建設されました。遠望橋を渡った右手にある6号館の前にあります。ガラス張りの建物は、清潔感と落ち着いた雰囲気があり、キャンパス内にいるとは思えないほどの居心地です。しばらく、リラックスした時間を過ごすことができました。

(ガラス張りが美しいクララ・ラウンジ)

さて、本題の戸塚まつりについて触れたいと思います。戸塚まつりとは、1998年から始まった横浜キャンパスで行われる学園祭で、「環境・福祉・国際」という3つの柱を大切にしながら、大学と地域の方々が協力して創り上げています。2日間の来場者は約6000名で、9割が戸塚区民で、出店では7割が地元の方々とのことです。

その「環境・福祉・国際」の三本柱を具現化するため、戸塚まつりでは、たくさんの取り組みを行っています。その代表例が、RRP(Re. Repack Project)です。模擬店でリ・リパックというフィルムをはがすだけのリサイクル容器を使用しています。使用済み容器をRRPテントへ持って行くと、50円を返金してくれます。そのテントは、キャンパスのあちらこちらに設置されているため、容易に協力することができます。模擬店で売られている料理には、RRPの食器代50円が含まれています。

(RRPテント)

戸塚まつりは、模擬店、フリーマーケット、ステージパフォーマンス、持ち込み・大学企画等のたくさんの魅力あふれる企画で構成されています。そのなかで特に印象に残った企画を3つご紹介します。

■フリーマーケット

横浜キャンパスチャペル前で行われました。地域のかたと大学関係者が出店しており、素敵な商品を手に入れるだけでなく、物を通した人との出会いが多く見られました。

(フリーマーケット)

■ステージパフォーマンス

C館前(生協食堂前)にて行われました。さまざまなジャンルのパフォーマンスが繰り広げられたなかで、「Berak Jam」が圧巻でした。複数のグループが、「HIPHOP」「POP」「LOCK」等のジャンルで、キレキレのダンスを披露してくれました。炎天下にもかかわらず、多く人がその演舞に見入っていました。

(黄色い声援が飛ぶ「Berak Jam」)

■持ち込み企画:明治学院大学 国際学部 高原ゼミ

展示系の企画で印象に残ったのが、高原ゼミのコーナーです。「めんそーれ!!沖縄へ ~校外実習報告~2019」というテーマで、ゼミ生が行った沖縄での平和学習の様子を展示していました。なかなか知られていない「佐喜眞美術館」(丸木位里・俊さんが描かれた「沖縄戦の図」が所蔵されています)について触れる等、さすが国際学部だなと感じました。

(高原ゼミ生による展示スペース)

戸塚まつりは、地域と大学が協力して創り上げている、子どもから大人まで楽しめるすばらしい学園祭でした。心がとても温かくなりました。ほっこりしました。みなさんも感じてみませんか、懐かしさと心のぬくもりを。