同窓生で常葉大学(本部=静岡市)の学長・江藤秀一さんを講師に招いて、
ミニ講義・勉強会を行いました。
【題材】ロビンソン・クルーソー (作者=ダニエル・デフォー)1719年刊行
【日時】2019年9月15日(日曜) 14:30~17:00
【会場】浜松駅前 プレスタワー(静岡新聞、静岡放送ビル)15階MTG21会議室
【講師】江藤秀一さん 1974年英文学科卒業、1977年英文学専攻修士課程修了
現 常葉大学学長、筑波大学名誉教授
【参加者】 英文学科卒業生 7名
※開催の主旨
参加者は卒業後、英語と触れ合う事も多く英語に対して高い関心を持っています。
幼児から高校生に英語を教える塾講師、中学校の講師、あるいは翻訳を行なったり、仕事で英語に接する機会が少なくない女性達です。海外留学の経験者もいます。
英文学科卒業生が、2014年から毎年集まり、明治学院の同窓生を招いて、座談会、講演会を開催し、英語の見識を高める活動を行っています。
第1回、第2回は、英会話についての座談会を、第3回、第4回は新聞で告知して、一般市民も交えて、講演会を、昨年と今年は江藤秀一さんを講師に招き、英文学について学びました。
※講義の内容
ダニエル・デフォー作、【ロビンソン・クルーソー】の原書の一部(6枚)をコピーし、出席者に事前に配布して、予習をしてもらい、当日、江藤さんから解説を受け、【ロビンソン・クルーソー】に秘められた奥の深さを学びました。
出席者はある程度の英語力を持っていますが、18世紀の英文で、しかも長文の為、正確に解読する事は困難な様でした。
短い時間でしたが、どういう構文なのか、なぜそのような訳文になるのか、今はわれない単語の意味、使われ方など、説明を受けました。
【ロビンソン・クルーソー】は冒険物語として私たちも馴染んでいますが、単なる冒険物語ではなく、経済書、宗教書、道徳書であり、イギリス植民地主義の芽生えの書である事を、学びました。
今回の勉強会が、静岡県で購読者が最も多い静岡新聞の記事になり、明治学院のPRをする事が出来ました。
静岡県西部支部 事務局長 徳沢幸人