L.M.S.との長きに渡る関わり

04EB(経営学科)の中村崇哉と申します。昨年より大学同窓会のメンバーとなりましたが、当会もコロナの影響で活動を制限せざるを得ず、大変歯痒い思いです。一日も早い終息を願っています。

在学中の頃を思い起こしますと、サークル活動のことばかりが頭に浮かんできます。浪人生活明けであった入学当時の私は、とにかく趣味のバンド活動をやりたくてしょうがなく、L.M.S.への入部を即決致しました。学校の公認、100人以上が所属していて、最も歴史ある軽音部、という説明を聴き、その規模感に衝撃を覚えたのです。

とはいえ、仲間との演奏を純粋に楽しんでいたのは1年目だけで、文連会の活動を手伝うようになってからは、このL.M.S.という魅力的な組織をどう運営していくか?という事に興味が移り、そして、急速にのめり込んでいったように思います。3年生の頃はL.M.S.の主将として、4年生は文連委員長として活動しました。

今思えば拙い仕切りであったと反省する部分もありますが、当時は次々にやってくるイベントやそれに関わる問題をクリアする事にとにかく精一杯で、非常に忙しい大学生活でしたし、二十歳そこそこの年齢でよくあんなに色々やれたなと思う部分もあります。こちらがどういう仕切り方をしたら、周りはどう動くのか?自分が相手の顔を見て指示を出せる人数の限界はどれくらいか?という事を学べた経験は、今の自分にとっても非常に重要で、貴重な時間を過ごさせてもらったと思っています。

卒業してからも、L.M.S.への愛情が薄れなかった私は、卒業生を集めた「L.M.S. OBライブ」という年1度のイベントを2009年に立ち上げました。もともとは単発のイベントの予定でしたが、幸いにも賛同を得る事が出来、2018年には10周年を迎える事が出来ました。特定の学年だけで固まる事なく、下の代を毎年取り込む事にも成功し、今では04生?15生までが一堂に会する場となっています。

OBライブの運営は下の代に継承しましたが、私のL.M.S.との長きに渡る関わりはまだまだ終わりません。長い歴史があるにも関わらず、未だL.M.S.にはOB会が存在せず、大先輩方との交流はおろか、活動内容に関する資料もほぼ残っていません。私はそれを非常にもったいないと感じています。いずれは学校公認のOB会を立ち上げ、L.M.S.の長い歴史を一本に繋いでいきたいと願っています。大学同窓会の活動を通じて少しでもその計画を前に進められたらと考えながら、同窓会の任期2年目も頑張ろうと思います。いつの間にか私のOBとしての活動は過去を懐かしむものではなくなり、未来に向けて何かを作っていく事に変わったのです。

中村 崇哉