「つぶやき」の登場も3度目となり、今回は話題作りとして「明治学院発祥の地、築地ぶらり旅」を企画しました。
築地は私が40年以上勤めた会社で最後の勤務地でした。
在職中、お昼休みに散歩した際「明治学院発祥の地」の碑が目に留まりました。
当時はさほど真剣に詮索することはしませんでしたが、最近になり「明治学院発祥の地」の碑をもう一度見たいと衝動に駆られて、退職してから3年ぶりに築地散策することを思い立ちました。
寂しがり屋の私としては、45年以上の付き合いがある当時所属していたサークル・英文タイプ部の後輩二人の協力を得て同行してもらいました。 もう一つの狙いは散策後の美味しいビールです。
35.9℃の猛暑、そして熱中症警戒アラート発表の中、地下鉄新富町駅を出発して「明治学院発祥の地」の碑がある元外国人居留地があった聖路加ガーデン界隈を目指して散策しました。
ここでちょっと築地外国人居留地跡について簡単に説明します。
①築地居留地は1858年日米修好通商条約を締結によって1868年(明治元年)から1899年(明治32年)まで外国人の居住や通商のための専用特別区に定められた。
②この築地居留地には外国公使館・領事館・教会堂が立ち並び、海外の宣教師・医師・教師などの知識人が当時居住したことから教会や学校などを数多く開設し教育を行った。
③このことから数多くのミッションスクール発祥の地となった。
※明石小学校前外国人居留地跡説明板を参考しました。
※築地外国人居留地跡には明治学院を含めて次の学校の発祥の碑があります。
慶應義塾、女子学院、立教学院、青山学院、雙葉学園、立教女学院、暁星学園 女子聖学院、関東学院、聖路加国際
数分歩くと写真のとおり、ドラッグストア駐車場の一角にフェンスで囲まれた「明治学院発祥の地」の碑があり、早速三人で証拠となる記念写真を撮りました。きっと良い思い出に残る写真になると思います。
碑には次のとおり記述してありました。
明治学院発祥の地
明治学院は1877年(明治10年)ここ築地17番地に開設された東京一致神学校を基とする。
これを記念してこの碑を建てる
1987年10月31日建立
学校法人 明治学院 第9代学院長 平出宣道
この碑を読んで驚いたのは、建立者の平出学長は私の卒業証書授与者であったことです。
今回のぶらり旅では明治学院以外にもいくつかの学校発祥の碑を見つけては、それぞれの学校の歴史の奥深さも含めて感慨深いものを感じました。
季節が変わり、涼しくなったらもう一度他の多くの仲間と一緒に尋ねたいと思います。
ぶらり旅終了後のビールが美味しかったのは言うまでもありません。
(1979年英文学科卒 三上浩二)