校歌・応援歌は覚えて歌い続けましょう!

 去る 8月25日に第32回ホテル白金会が開催されました。職域同窓会として長年活動をしてきている会ですが初めての方も若干名参加されていました。
コロナ禍の影響で4年ぶりの開催ということでしたが、 会場は多くの方々が参加されていて賑やかななかでも和やかな雰囲気の会となりました。 会の最後に校歌を斉唱し、盛況のうちに終了する運びとなりました。
私見ですが、校歌は多くの方が歌っておられたのでホテル白金会のメンバーの愛校心を感じることができ、 頼もしくも嬉しくも感じました。
明治学院の校歌は、歌詞が複雑でなおかつ歌い切るのに5分強にも亘る長い歌でもあります。 そのため歌詞を覚えていない現役学生や卒業生も多く、明治学院の大きな行事があるたびに校歌を聞く機会はあるものの曲が演奏されまたは流れるだけで歌声は細やかでささめくように聞こえてしまうことも度々あります。
明治学院は、1863年に開設されたヘボン塾に淵原を求めることができますが、当時 築地居留地にあった 東京一致神学校をはじめ3校が合併し、1887年白金キャンパスに移して開設されたそうです。(先月のつぶやきで三上浩二氏が「東京一致神学校を基とする」との紹介文を掲載されています。)
校歌は、1906年に明治学院同窓生である島崎藤村氏により詞がつけられ、作曲者である前田久八氏に廻されて完成し、1907年3月に対外的に披露されたということです。
詞がつけられた年は、奇しくも小説「破戒」が出版された年でもあるそうです。(明治学院同窓会100年史より抜粋)
明治学院大学応援歌「光の園」は、1955年学内の応援歌募集により、当時の学生であった岡本文夫氏の作詞によって誕生したものです。直筆の原稿は、歴史資料館に保存されているそうです。歌詞は5番まで付されていますが、私の知っている限り歌われているのはほとんど2番迄です。
また、明治学院大学第2応援歌「見よ栄冠は」は、1988年に学生部によって新しい応援歌の募集がされ、当時の学生鈴木慶一氏により詞がつけられ完成しました。
恥ずかしながら私は、応援団のOBでありながら第2応援歌は卒業後に完成したもので曲を聞けばわかるのですが空では歌えません。
今年度保証人会が、発足60周年の記念として、第3応援歌の作詞作曲を依頼し寄付される計画が進んでいます。著名な方にお願いをするようで完成が待ち遠しいです。
明治学院大学の卒業生として、運動・文化を含めた部活動が、活発に行われ知名度を持つことは何よりの楽しみでもあります。過去に首都学リーグで2度の優勝を果たしている野球部が再び優勝してくれること、陸上部が箱根駅伝で走ってくれること、ラグビー部が対抗戦Aグループで大活躍をしてくれること、アメリカンフットボール部SAINTSがTOP8で活躍してくれること等々含めて運動・文化に関わるクラブは、国内・国外に渡って活躍していることが何よりも楽しみです。
 近々では明治学院高等学校軟式野球部が、全国大会において大活躍し大学の卒業生でもある OB・OGの方々が目を丸くして話題にしていたことも目新しいことです。
現役の学生が活躍してくれること、そして 現役学生および 卒業生が応援に参加することこれには校歌斉唱、応援歌の合唱は必然だと思います。
学生のスポーツや文化活動には、チャレンジ奨学金のような寄付行為も重要だと思います。加えて、 校歌・ 応援歌を関係者の方々が歌う姿は、堂々と戦い挑戦する学生諸君を督励できる大きな支援活動ではないでしょうか!

1980年 法律学科卒 大石尚彦