明治学院コンサート・シリーズ 第82回《シューベルトのクインテット》

 シューベルト最晩年の超大作、弦楽五重奏曲です。ヴァイオリン二本、ヴィオラに加え、二つのチェロという非常に珍しい編成で、壮大かつ繊細、幽玄な世界からクライマックスまで。スペインの作曲家ボッケリーニのチェロデュオや、ヴァイオリンとヴィオラのための華麗な「パッサカリア」と併せ、理想の響きの140席アートホールでお楽しみください。
 ◎日 時  2016年5月8日(日)  15:00 開演 (14:30開場)
 ◎会 場  明治学院大学 白金キャンパス アートホール
       入場無料 (一般の方々・学生、どなたにも開かれています)
 ◎主 催  国際学部 半澤朝彦
 ◎問い合わせ先 国際学部事務室:045-863-2200

【曲目】
 ボッケリーニ/チェロ二重奏曲 ハ長調
 ヘンデル(ハルヴォルセン編)/「パッサカリア」
 シューベルト/弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956

【演奏者】
◆藤代 優意 ふじしろ・ゆい (violin)
 東京音楽大学、同大学院、および英国王立音楽院修了。奨学金を得てライプツィヒ国際音楽アカデミーに参加、ライプツィヒ弦楽四重奏団のマスタークラスやバッハゆかりの聖トーマス教会コンサートで演奏。ロンドンマスタークラス修了。第4回全日本芸術コンクール第3位。アドヴェントセミナー2009コンサートミストレス。ヴァイオリンを故田中千香士、篠崎功子、大谷康子、海野義雄、R.ディーキン、室内楽を浦川宜也、山洞智、マイケル・デュセックの各氏に師事。

◆福田 理貴 ふくだ・りきみ (violin) <パッサカリア>
 桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学演奏学科卒業。卒業演奏会出演。小澤征爾主催の青少年のための室内楽勉強会に参加、その後サイトウキネンオペラ塾、サイトウキネン青少年のためのオペラに参加。新日本フィルハーモニー交響楽団の契約団員を経て、ソロ、オーケストラほかで活動。”のだめオーケストラ”メンバー。最近では、オランダのアムステルダムにて、コンセルトヘボウオーケストラ主席奏者Liviu Prunaru氏に師事。

◆春木 英恵 はるき・はなえこ (viola) <パッサカリア>
 東京音楽大学卒業、同大学研究科修了。在学中特待生奨学金を取得。 読売新人演奏会に出演。サントリーホールデビューコンサート『レインボー21』にソロ、室内楽ともに出演。2005年ドイツ・クワッケンブルク国際コンクールヴィオラ部門第2位。ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉,アンサンブル鴻巣ヴィルトゥオーゾ ヴィオラ奏者。

◆夏秋 裕一 なつあき・ひろかず (cello)
 東京芸術大学附属音楽高校を経て、同大学を卒業。同大学院修了。泉の森ジュニアチェロコンクール銅賞受賞。KOBE国際学生コンクール最優秀賞。兵庫県教育委員会賞受賞。チェロを、河野文昭、上森祥平、宮城健、山崎伸子、室内楽を岡山潔、松原勝也、大友肇の各氏に師事。鈴木秀美、堤剛、林俊昭、M.ペレーニ各氏のマスタークラスに参加。アンサンブル室町、芸大フィルハーモニア団員、チェロアンサンブルXTCメンバー。ソロ、オーケストラ、室内楽などで活躍中。

◆半澤 朝彦 はんざわ・あさひこ (cello)
 霧島国際音楽祭、京都フランス音楽アカデミーなどに選抜され、堤剛(桐朋学園大学)、F.ミュレール(パリ国立音楽院)、H.シャピロ(ジュリアード音楽院)、G.ホーシュ(コンセルトヘボウ管首席)氏らのマスタークラスで演奏。パリ・エコールノルマル音楽院のG.トゥリエール氏に6年間師事。クライスト・チャーチ祝祭交響楽団などの首席奏者を務める。2010年、英国Trinity-Guildhall音楽院ディプロマで同音楽院生相当の成績。本学国際学部准教授(国際関係史、音の政治学)。本シリーズをプロデュース。現在、チェロを毛利伯郎、J.ウォードクラーク(在英時)の各氏に師事。