12月7日雪が散らつくような寒空のもとラグビー部が今シーズン対抗戦Bグループの2位となり、Aグループ7位の青山学院大学との入替戦をワールドカップの会場で盛り上がった熊谷ラグビー場で戦った。まず、過去の戦歴を記すると、2013年の入替戦ではAグループ7位の成蹊大学に勝利し、Aグループに昇格したものの、2014年シーズンでは早稲田大学、明治大学、筑波大学に100点ゲームの苦汁を飲まされ最下位の8位。その年の入替戦では日体大にも敗れ、Bグループへ降格。それ以降、2017年以外は毎年入替戦に挑んでいるが昇格出来ず。
2012年のシーズンでもAグループの青山学院大学と入替戦を戦ったが、15ー63で負けている。今年の分析をすると30点差前後の敗戦であれば上出来である。青山学院はAグループの早稲田、明治、帝京他に揉まれ、ゲームプランも巧者であることが挙げられる。明治学院大学がこの勝利を勝ち取るには、ラグビー日本代表がダブルタックルで相手にゲインさせなかったようにディフェンスを固めること。低いスクラムを組み押されないこと。ラック・モールではフォワードが早く集散すること。キックを多用し、エリアを効率良く使い敵陣でのプレーを続けること。そして、いちばん大事なところはこの試合に勝つんだという気迫。その気持ちをより強く持ったチームが勝利を掴む。両チーム先発メンバーの体格差は下記参照。
明治学院 FW 青山学院 FW
平均身長 174 cm 178 cm
平均体重 94 kg 97 kg
明治学院 BK 青山学院 BK
平均身長 169 cm 173 cm
平均体重 71 kg 80 kg
前半は体格差をカバーすべく、早いディフェンスで明学ペースのゲーム展開となるも徐々にタックルが甘くなり、前半終了間際に2本返したが、12:28で、青山学院リード。後半も始まって7分で青山学院に立て続けに2本取られ、その後、明治学院も奮起し3本返すが、攻撃面の単調さとタックルが高くなってしまい、青山学院を止められずノーサイド。結果、33:54で昇格ならず。完敗ではあるが想定を下回る21点差だったことは現環境下のなかで選手は頑張ってくれた。観戦ではOBのみならず大学関係者・明治学院同窓会・同窓会埼玉熊谷支部・選手出身高校関係者・ラグビー部保護者会他多くの方々に応援してくださり、ご期待に添えることは出来ませんでしたが、この場を借り厚く御礼申し上げます。今シーズンは一年生、二年生の活躍が目立ったことから、来年度も勉学とラグビーに取り組む真摯な姿勢を自ら課し、入替戦出場とともにAグループ昇格を目指してもらいたい。
今年度、各リーグで昇格を果たした男女ラクロス部、サッカー部関係者の皆様に心よりお祝い申し上げます。
また、12月15日に開催されるアメリカンフットボール部の東海大学との入替戦勝利を祈念しております。
ラグビー部OB(76年法) 原田健一