私は、1974(昭和49)年に明治学院大学二部社会学部に入学し、10年もかかって1983(昭和58)年に卒業しました。今でもたまに少し体調が悪いと、“実は、自分は大学を卒業していなくて、来年もまた学校に行かなくてはいけないんだ”という悪夢を見ることがあります。また、年齢は、アルフイーの3人と同じで、今年の10月には66歳になります。(あの、高見沢俊彦さんも、あのルックスでこの年齢なんですね?)
そんな私が、常日頃気にかけている「3Kと、三かく」について、紹介させていただきます。
「3K」の一番目のKは、「健康」です。そうですよね、これがなければ、何かをしようという気力も起きませんよね。そして、二番目のKは、「経済力」です。毎日の生活を維持するためには、これも必要なことですよね。そして三番目のKは、「交友関係」です。
私は、ここ数年で2回職場を離職しましたが、仕事場を去り年齢を重ねることで、「交友関係」の輪がだんだん狭くなっていくことを痛感しています。
この「3K」については、元参議院議員でもあった野末陳平さんの書籍で学びました。
次の「三かく」は、京都大学名誉教授の大島清さんの本で紹介されていたものです。
最初の「かく」は、「字を書く」です。指先を使って脳を刺激することはとても大事だそうで、認知症予防にもなるそうです。二つ目の「かく」は、「汗をかく」です。年齢を重ねるごとに、体を動かさなくなってしまいますが、運動して「汗をかく」ことも重要ですよね。最後の「かく」は、これが一番難しいことだと思いますが「恥をかく」です。
人間は若い時と違って、新しいことに挑戦しなくなり、「恥をかかなくなって」しまいます。これでは、新鮮な気力が失われていってしまうんですね。
先日、数年前に亡くなった落語家の立川談志さんの本を読んでいましたら、談志さんが「何しろ、年寄になるのは初めてなもので」と語っていました。そうなんですよね、誰でも自分にとっては、年寄になるのは初めての経験なんですよね。
これからも「3Kと、三かく」を心がけて、「年寄時代」を乗り切っていきたいと思っています。
1983年 二部社会学部卒 渡辺 潤
約10年前から作詞・作曲ができるようになり、「うまかしゅう」というフオーク・デュオで活動しており、「きらめく星座のように」というCDも1枚出しています。
相棒は、ギタリストの矢野敏広さんで、私はボーカルです。