明治学院コンサート・シリーズ 第84回 ≪オーボエの魅力≫

モーツァルトの同時代人フィアラの隠れた名品、若き日のベートーヴェンの爽やかなトリオで始め、20世紀ユーラシア大陸の両端で生まれた個性的な作品をメインに。東洋的でエキゾチックともいわれるオーボエの美しい音色から、文化の国際関係を考えます(レクチャー付き)。室内楽に理想的な140席の明治学院大学アートホールで、涼しいひと時を。
 ◎日 時  2016年7月24日(日)  15:00 開演 (14:30開場)
 ◎会 場  明治学院大学 白金キャンパス アートホール
        入場無料 (一般の方々・学生、どなたにも開かれています)
 ◎主 催  国際学部 半澤朝彦
 ◎問い合せ 国際学部事務室:045-863-2200

【曲目】
 フィアラ/オーボエ四重奏曲 ヘ長調
 ベートーヴェン/トリオ 作品25(ob/vn/vla)
 團伊玖磨/弦楽三重奏曲 イ短調
 ブリテン/オーボエと弦楽三重奏のための「幻想曲」
 メンデルスゾーン/スケルツォ作品81

【演奏者】
◆大隈 淳幾 おおくま・あつき (oboe) 
 熊本県出身。2013年に上野学園大学を卒業時、皇居内桃華楽堂にて御前演奏を行う。現在は桐朋学園大学研究科に在籍すると共に、室内楽、オーケストラを中心にフリーランス奏者として活動してる。第36回霧島国際音楽祭、2015北九州国際音楽祭に出演。第1回K木管楽器コンクールにおいてグランプリ第1位を受賞。これまでに、広田智之、蠣崎耕三、南方総子、森枝繭子、池田昭子、石田栄理子の各氏に師事。
◆渡邉 みな子 わたなべ・みなこ (violin)
 大阪府立夕陽丘高校音楽科を経て、東京芸術大学音楽学部を卒業。2008年京都芸術祭「世界に翔く若き音楽家たち」出演。2010年、英国のLake District Summer Musicに奨学金を得て参加。2012年、FACEフィルハーモニー、SEN室内オーケストラとベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲を共演。2014年、オーストリアのInternationale  Sommerakademie  Bad Leonfeldenにて Ulf Wallin氏のマスタークラス受講。2015年9月、小澤征爾音楽塾に参加。 現在、山崎貴子、若林暢の各氏に師事。
◆柘植 藍子 つげ・あいこ (viola) 
 北海道出身。3歳よりヴァイオリンを始め、東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校入学を機にヴィオラへ。東京芸術大学音楽学部では学内試験で選抜され、木曜コンサート(室内楽)、室内楽定期出演。2016年3月同大学音楽研究科修了。ヴァイオリンを市川映子、片山淑子、浦川宜也、ヴィオラを大野かおる、川崎和憲の各氏に師事。北海道では北広島市芸術文化ホール主宰ロビーコンサート及び春の音楽会、札幌JRタワー「そらのコンサート」等出演。現在芸大フィルハーモニアtutti奏者。
◆半澤 朝彦 はんざわ・あさひこ (cello)
 霧島国際音楽祭、京都フランス音楽アカデミーなどに選抜され、堤剛(桐朋学園大学)、F.ミュレール(パリ国立音楽院)、H.シャピロ(ジュリアード音楽院)、G.ホーシュ(コンセルトヘボウ管首席)氏らのマスタークラスで演奏。パリ・エコールノルマル音楽院のG.トゥリエール氏に6年間師事。2010年、英国Trinity-Guildhall音楽院ディプロマで同音楽院生相当の成績。本学国際学部准教授(国際関係史、音の政治学)。本シリーズをプロデュース。現在、チェロを毛利伯郎、J.ウォードクラークの各氏に師事。