2017年の新春は、劇的かつ軽快優美なハイドン中期の名作で始め、透明な響きのモーツァルト、そして、ロマン派の幕を開けたシューベルトの傑作「ロザムンデ」がメインです。「歌曲王」と呼ばれたシューベルトの面目躍如たるメロディーと繊細な和声の響きを、室内楽に最適最高の音響を誇る、ゆとりの140席、白金アートホールでご堪能いただけます。
<曲目> ハイドン/弦楽四重奏曲 作品42
モーツァルト/ヴァイオリンとヴィオラのデュオ ト長調
シューベルト/弦楽四重奏曲 第13番「ロザムンデ」
◎日 時 2017年1月24日(火)19時開演(18時30分開場)
◎会 場 明治学院大学 白金キャンパスアートホール
◎入場無料(一般の方々、学生どなたにも開かれています)
◎主 催 国際学部 半澤 朝彦 准教授
◎出 演
◆佐藤 まどか(violin)
旭川市出身。東京藝術大学附属音楽高校、同大学、同大学院博士後期課程修了。イギリス、オーストリア、フィンランドでも研鑽を積み、2005年シベリウスの研究で博士号(音楽)を取得。シベリウス国際コンクール第3位をはじめ、受賞多数。ALMレコードよりリリースのシベリウスのヴァイオリン作品集vol.1「子守唄」での渡邉規久雄とのコラボレーションは、「作品への深い理解と共感をもったシベリウスの真髄に迫る」と国内外で高い評価を受ける。中野熊雄、坂本満智子、中川正子、井上需、澤和樹、沼田園子、B.カトーナ、浦川宜也、G.ボッセ、宗倫匡の各氏に師事。上野学園大学講師。日本シベリウス協会理事。
◆二村 裕美(violin)<モーツァルト>
福岡県出身。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、東京藝術大学卒業。在学中、室内楽試験にて選抜され学内のコンサートに出演。デザインKアンリミテッド国際音楽コンクール2014、全部門中グランプリ受賞。第8回横浜国際音楽コンクール、アンサンブル部門第1位。ヴァイオリンを吉田かつこ、西田博、澤和樹、山崎貴子の各氏に師事。現在、フリー演奏家としてソロ、室内楽、オーケストラ客演などで活動中。また、後進の指導にもあたっている。
◆柘植 藍子(viola)<モーツァルト>
3歳よりヴァイオリンをはじめ、東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校入学を機にヴィオラへ転向。桐朋学園大学卒業生とともにQuartetPOMPA、渡邉みな子とともにDuoAMicaを結成し、室内楽の自主企画公演を度々行う。東京芸術大学音楽学部を経て、2016年3月同大学音楽研究科修了。現在、芸大フィルハーモニアtutti奏者。2009年日本演奏家コンクール弦楽器部門特別賞、芸術賞受賞。2010年、ヴァイオリンを市川映子、片山淑子、浦川宜也、ヴィオラを大野かおる、川崎和憲の各氏に師事。北海道北広島市出身。
◆半澤 朝彦(cello)
霧島国際音楽祭、京都フランス音楽アカデミーなどに選抜され、堤剛(桐朋学園大学)、F.ミュレール(パリ国立音楽院)、H.シャピロ(ジュリアード音楽院)、G.ホーシュ(コンセルトヘボウ管首席)氏らのマスタークラスで演奏。パリ・エコールノルマル音楽院のG.トゥリエール氏に6年間師事。クライスト・チャーチ祝祭交響楽団などの首席奏者を務める。2010年、英国Trinity-Guildhall音楽院ディプロマで同音楽院生相当の成績。本学国際学部准教授(国際関係史、音の政治学)。本シリーズをプロデュース。現在、チェロを毛利伯郎、J.ウォードクラーク(在英時)の各氏に師事。
※お問い合わせは国際学部事務室へ 045-863-2200